キャリアアップのために身につけておきたい基本的最重要スキル

キャリアアップのために身につけておきたいこと

 

キャリアアップしてプロモーションしたい、より多くの収入を得たいというのは、誰もが望むこと。

 

キャリアアップには、大きく分けると

 

  • 現在の会社内でのプロモーション
  • 転職をしてのキャリアアップ
  • 職種を変更してのキャリアアップ

などいくつかのパターンがあります。

 

今回は、すべての場合に共通する全般的な視点から書いてみたいとおもいます。

 

キャリアップのためには、

 

社内プロモーションであれば

 

  • 直属マネージャーとそのラインマネージャー、場合によっては経営者から、今までの実績を認められ、今後の可能性を見込んで登用される

 

転職の場合には

 

  • 面接者・直属マネージャー・経営者から「なかなか良さそうな人材だな~。使えそうかな。よし、雇ってみようか。」と価値を認められる

 

というケースが基本です。

 

ですから、そう判断される要素はなにか?を明確に理解した上で、どのようにその要素スキルを向上させることができるか?がポイントとなります。

 

具体的に考えてみましょう。

 

1.観察力

 

自分の周りで上手くキャリアアップしているなあとおもえるような人は、必ずいるとおもいます。

そのようなロールモデルになりそうな人は、普段からどのような仕事ぶりですか?

どのような言動行動をとっていますか?

人によって仕事内容や業界環境、職場の状況などは、違いますので、

一番効率的なのは、「上手くいっている人」を観察し、ロールモデルとして研究することからはじめてください。

 

例えば

  • 上司とのやりとり、会話
  • お客さんとの電話でのやりとり
  • 仕事に対する姿勢
  • 先輩、同僚、後輩などとの関係

 

等など、気づくことがあるはずです。

 

頭の中で記憶するだけではなく、具体的にメモに書きだしてみましょう。

 

2、コミュニケーション力

 

メールでのやりとり、日常会話、上司への報告、プレゼンテーション、営業トーク等、他の人とのコミュニケーション力は非常に重要であることはいうまでもありません。

 

とくに、要点を論理的に整理した上で、簡潔にキーポイントを相手の反応をみながら話すことができるプレゼンテーション能力は、普段のビジネスではもとより、転職面接の際にも非常に重要となります。

 

この能力、スキルを向上させるためには、どうしたらよいでしょうか。

 

テクニカルなポイントを学ぶことも重要ですが、最も効率的なのは、上手い人の真似をすることです。

 

社内やお客様、パートナー企業などの中には、必ず何人か「この人はプレゼンテーション上手いなあ~」という人が必ずいるはずです。

 

どういうところが上手いのか、キーポイントはなにかをメモにとり何度も見返しましょう。

これは素晴らしとおもえるようなプレゼンテーションならば、もし可能ならレコーダーで録音し、何度も聞き返してみましょう。

 

そして、やはり頭の中だけで理解するだけではなく、実践、練習、訓練、反復あるのみです。

 

積極的に場数を踏んで、鍛えましょう。

 

3.文章力

 

これは、2.のコミュニケーション力の一つですが、人の印象、能力、レベルは、

その人の文章を読むと一瞬で判断されてしまいます。

明瞭簡潔でわかりやすい文章を書くことを普段から常にこころがけていきましょう。

メールのやりとりをしていると

  • だらだらとした結論や言いたいことが不明なものは能力を疑われます。
  • 敬語、謙譲語、丁寧語などの使い方が間違っていたり重複していたり慇懃無礼過ぎてウザく感じるものです。
  • 文章は過度に丁寧、低姿勢、へりくだって書けば相手が気分よくなるわけではありません
    かえって教養を疑われる場合があります。
  • 丁寧過ぎてもいけませんが、ぶっきらぼう、失礼な言い方、感情的な言動は、もちろんもってのほかです。
    TPOに応じた「適切」な文章、文体、書き方をしましょう。

 

この文章力は、履歴書・職務経歴書を書く場合にも、もちろん非常に重要となります。

 

転職する場合、最初の関門は、この履歴書・職務経歴書の書き方内容です。

 

まずは、リクルータが履歴書・職務経歴書の内容をチェックして、その応募者を自分の求人案件に紹介してよいものかどうか判断します。

 

直接応募の場合は、第一段階でチェックする採用担当者が面接までする価値のある候補者かどうかを履歴書・職務経歴書の内容自体とともに、その文章で判断することになります。

 

4.論理的思考能力

 

みなさんの周りには、この論理的思考能力に優れているなあと感じる人、

逆に、仕事の段取りが悪く、とっちらかっていて、いつもトラブルや後戻りばかりしている人はいないでしょうか。

 

この論理的思考能力は、キャリアアップというよりも実生活すべてにかかわる能力です。

 

この能力も普段から鍛えるしかありません。

 

基礎的なポイントは、また別途、他の記事として書く予定ですが、本などから方法論などを学びキーポイントをメモに書き出してみてください。

とにかく、よく考えることが第一であることはいうまでもありません。

 

5.ネゴシエーション力

 

ネゴシエーション力、交渉力は、プロモーションして組織の上にいけばいくほど重要なスキルとなります。

 

ただ単に自分の要望、欲求を他人にごり押しして相手に受け入れさせるのが交渉力だと勘違いしているような人はいないとはおもいますが、人はどうしても短絡的にそうなりがちです。

 

社内でもお客様でもパートナー企業の担当者でも、誰もが自分が有利な条件で交渉を着地させたいとおもっているはずです。

最初の交渉は、ごり押しで上手くいったとしても、2度目はもう相手にされないケースや、悪い評判がたちブラックの烙印がおされるケースもあるでしょう。

 

相手の要望、ゆずれないポイント、受け入れてもらえそうなポイントと、

自分の状況を論理的に頭の中で絵を描いて組み立てて、言葉にして、

相手の立場を尊重しながらやりとりする。

 

まるで、将棋や碁のようですね。

 

交渉力セミナーなどが多くありますが、

普段の生活の中でよく考えて鍛えていきましょう。

 

本などでテクニカルなことを学び、メモに書き出し、頭の中でキーポイントを反芻しながら、日々の実践の中で鍛えていきましょう。

 

6.良い印象をアピールできる力

 

私は今までに約500人の採用面接を実施してきました。

 

正直なところ、面接の部屋に入った時、その候補者を一目みたときの印象は最後まで変わらないケースがほとんどでした。

 

つまり、第一印象で「採用しない」人は決まりました。

 

採用するかどうかは、最終的にコミュニケーションした上で、実績能力を判断し、条件を加味した上での判断になりますが。

 

それでは、第一印象とはなんでしょうか?

 

これは、面接などに限らず、普段の出会いでも全く同じだとおもいます。

 

私の場合は、

 

  • 明るい前向きな性格かどうか? 表情、姿勢、服装、座り方、話し方・・・
  • 健康健全かどうか? 表情、目つき、姿勢、雰囲気、清潔度合い・・・
  • 論理的な思考力? 話し方、受け答え、一貫性・・・
  • 実績だけではなくやる気・士気・ポテンシャル・・・

 

などのポイントで判断します。

 

この最初の印象は、面接終了時に覆されることはありませんでした。

 

具体的にはまた別途書いてみたいとおもいます。

 

 

以上が、基本的な「キャリアアップのために身につけておきたいスキル」です。

 

今後、個別の職種、業種、ポジション、状況などに細分化して、詳細に書いていきたいとおもいます。